学校に不信感を抱く投稿、忙しい身を削ってPTAに参加する投稿など、「PTA」と「悲壮感」がセットになっている。
メインでツイートしているのは母親のようだ。なかには肯定的な投稿も見かけるが、筆者が調べた感覚では4:1で怒りや嘆きの方が多かった。
小学校に入学する上で避けて通れないのが「PTA」だ。本来、子育てに励むパパママを応援する立場であるはずの組織が、
なぜ親を、それも母親を苦しめているのか。その実態を『PTA不要論』(黒川祥子/新潮社)より覗いてみたい。
■恐怖の役員決め
本書は、著者でノンフィクション作家である黒川祥子氏がPTAという組織の実態を解明するため、全国の母親たちに取材し、
専門家に意見を求め、さらにこのブラック組織が今の時代に必要なのかどうか、あらゆる角度から考察した1冊だ。
そのため本書には母親たちの生々しい証言が並んでいる。たとえば「恐怖の役員決め」だ。共働きやシングルマザーが激増する今の時代、
PTAに従事できる人材を確保するのは難しい。その結果、東京23区に住む萩野早希さん(仮名)は、以下のような体験をした。
フルタイムで働く早希さんは、18時までの学童クラブと自身の仕事をどう両立するか、世間で言う「小一の壁」に悩んでいた。
その不安を解消するために初めて参加した保護者会だったが、そこで驚愕の光景を目にする。
保護者会が始まって30分ほど経った頃、担任の先生による小学校生活の過ごし方の説明を遮って、PTA本部役員が教室に乗り込んできた。
担任は自身の話を終わらせてあっという間に教壇を彼女たちに譲った。その教壇に立ったのは、明らかに年上のベテランママ3人。妙な貫録を漂わせ、役員の1人がこう宣言した。
「これからこのクラスのPTA役員決めを行います。クラス委員長を含めて4人です。役員が決まるまで全員帰れません。いいですね」
気がつけば、残る2人のベテラン役員が教室の出入り口で仁王立ちしている。保護者会で小学校生活について聞くはずだった親たちは、突如「役員決め」のために軟禁されたのだった。
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1530279591
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Source: ニュー速クオリティ
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