ヒグマ出没相次ぐ札幌市、すみ分け強化と危険度設定…最も危険なレベル4は「人間を攻撃」
札幌市は、新たなクマ対策を盛り込んだ「さっぽろヒグマ基本計画2023案」を公表した。
現在の基本計画の改訂版で、クマ出没時の対応を決める目安となるゾーニング(地域区分)を見直してすみ分けを強化するほか、
危険度を判定する市独自の基準を新たに設ける。23年度からの運用を目指す。(橋爪新拓)
市のまとめでは、市内の出没件数は2016年度に33件だったが、21年度には185件に上った。
広大な森林がある南区のほか、中央区や西区の出没が多い年もある。
21年6月には東区にクマが出没し、4人が重軽傷を負ったほか、22年には札幌ドーム周辺でヒグマの目撃情報が相次いだ。
人とヒグマの距離が近づいていることが市街地出没の一因とされており、さらに踏み込んだ対策が求められていた。
改訂版では、市内を
▽ヒグマが侵入してはいけない「市街地ゾーン」
▽農業などが行われている小規模集落があり、出没があり得る「市街地周辺ゾーン」
▽ヒグマが生息する「森林ゾーン」
――の従来の3区分に加え、新たに市街地と森林が接し、比較的人の利用が多い「都市近郊林ゾーン」を設けた。
都市近郊林ゾーンでは、ヒグマにとって「居心地の悪い環境」をつくるため、草刈りやハンターによる見回りを強化し、
人とヒグマの生息域の間に位置する同ゾーンに市街地への侵入を防ぐ役割を持たせる。
ヒグマが出没した際に迅速な対応を取るため、危険度を判断する市独自の基準は4段階で設定した。
レベル1は「人を見ると逃げる」、
レベル2は「たびたび目撃」「単発的にごみ・食料、農作物をあさる」、
レベル3は「追い払っても逃げない」「農作物を何度も食害する」、
レベル4は「人間を攻撃」「積極的に近づく」
――などとした。
レベル1でも人に危害を加える可能性がある場合は、捕獲・駆除などの対応を取る。
市環境共生担当課は「人とヒグマのすみ分けをきちんと行い、市民が安全に暮らせるように対処していく」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e12b290c58f2efe51921fd343faf51d66af5182a
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1677285938/
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Source: ニュー速クオリティ
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