10月10日は、世界メンタルヘルスデーです。
「FBIに追われている」統合失調症で起こる「了解しがたい妄想」…!シナプスの突起に起きていた変化がカギかもしれない
二次妄想は、患者の現在おかれている心理・社会的状況を考えれば、ある程度は了解可能なものです
たとえば、職場での人間関係に悩む人が持つ「同僚から避けられている」という被害関係妄想、落ち込んで自責感が強まった人が持つ「お金がない。破産してしまう」というような貧困妄想
了解しがたい「一次妄想」
「自分は神の生まれ変わりだ」と確信を持ったりする妄想着想、ある知覚に対して唐突に特別な意味づけがなされる妄想知覚という現象があります。
たとえば、「今、黒い猫が目の前を通過したのは、FBIが自分を追跡しているからである」と突然に確信するという具合です。このような一次妄想は、統合失調症に特有であり、知覚や認知などの高次脳機能の統合に混乱が生じていることが示唆されます。その後、意欲が低下して引きこもることが多く、認知機能の障害も進行し、社会復帰を難しくします。
私たちは、これらの統合失調症のモデルマウスでは、スパインの大きさや密度に違いがあることを突き止めました。それにより、少数の限られた神経細胞からの信号の伝達効率が異常に高くなっているようです。
統合失調症の発症に関係する遺伝子は、シナプスではたらくものが多く、中でも神経細胞の樹状突起にある微細構造物で、情報(信号)のやりとりを担うスパインではたらく遺伝子が多いのです。また、統合失調症の患者さんの脳を調べると、スパインの数が少ないという報告があります。
こうしたことから、少数の神経細胞からの信号入力だけが伝わってしまう、ある「仮説」が浮かび上がってきたのです。続いては、その仮説について、ご説明しましょう。
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1696810035/
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Source: ニュー速クオリティ
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