米連邦準備制度理事会(FRB)は26日、毎年恒例の銀行ストレステストの結果を発表し、昨年を上回る資本減少の主要因としてクレジットカードを挙げた。
最悪が想定されるのはアライ・ファイナンシャルで、リセッション(景気後退)シナリオの下でカードローンのポートフォリオは損失率が40%を超えると試算された。
想定損失が大きい他の企業は、クレジットカード大手のキャピタル・ワン・ファイナンシャルや、カード事業から撤退しようとしているゴールドマン・サックス・グループなど。
ゴールドマンは2年連続で、FRBの景気後退シナリオではクレジットカードローン残高の約4分の1を失われると試算された。
発表によると、ゴールドマンの普通株式等ティア1(CET1)比率は今年のテストでは8.5%と昨年末の14.4%から低下した。
最低要件を大きく上回ってはいるものの、大手銀の中では最大の低下で、昨年の結果よりも悪化した。
ストレステストは銀行の株主還元を左右する。
今年は対象の31行が、ピーク時の米失業率10%などの「深刻な逆境」シナリオのテストに合格したが、スコアはまちまちだった。
FRBは昨年を上回る総資本減少をもたらした3つの要因のうちの第1に、クレジットカードローン残高および延滞の増加を挙げた。
この1年で残高は1000億ドル(約16兆1000億円)余り増加し、延滞件数は40%以上増えた。
FRBの研究者は最近の報告書で、支払いを滞納する借り手が増えていることを強調。
ニューヨーク連銀家計・公共政策調査部のジョエル・スカリー氏は先月の報告で
「クレジットカードの支払いを延滞する債務者が増加し、一部の家計で経済的困窮が深刻化していることが明らかになった」と分析した。
注目はクレジットカード、ローン損失40%も-ストレステストで焦点に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-28/SFRT0BT0AFB400
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1719703658/
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Source: ニュー速クオリティ
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