高校生に対する企業の求人活動が活況を呈している。少子化で労働力不足が慢性化し、高卒採用に目を向ける企業が増えたことが背景にある。就職希望者が多く、実習経験もある工業高校に人気が集まっている。
【グラフ】高卒全体と工業高校卒の求人倍率の推移
厚生労働省の3月末時点のまとめによると、高卒に対する求人数は約48万2000人と前年より1割近く増加。求職者数は約12万1000人で、求人倍率は3・98倍とバブル期を超える過去最高を記録した。
同省の担当者は「企業側はコロナ禍で減少した求人数が回復している。一方で、高校生側は進学率の上昇から、就職希望者は減少傾向にあり、人材獲得競争が激しくなっている」と分析する。
求人が殺到するのは就職率が6割に上る工業高校だ。「実習で現場の雰囲気を知っており、離職率も低い」(電気事業者)と評価が高い。全国工業高等学校長協会の調査では、
全国の工業高校の求人倍率は2023年卒で20・6倍に達する。
現在の3年生に対する企業の求人申し込みは、今月1日に解禁された。
東京都大田区の都立六郷工科高校には初日だけで就職希望の66人を上回る80件以上の求人票が寄せられた。進路指導部主任の古賀淳市・主幹教諭は「採用担当者の来校はひっきりなし。昨年は大半の
就職先が決まった10月以降も求人が絶えなかった」と話す。
川崎市の神奈川県立向(むかい)の岡工業高校も就職希望者約100人に対し、最初の5日間で405社から求人が届いた。昨年度は最終的な求人は2000社を超えた。
空調設備の設計や施工を手がける須長製作所(東京)は、同校が6月に開催した進路体験イベントに出展した。毎年5人程度を募集するが、競争が激しく、昨年の採用では高卒新人を
獲得できなかった。担当者は「高校生は企業との接点が少なく、企業の知名度が大きく影響する」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf276be0aaf20e87d4db16b790727c0ce9eb29c6
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1720862230/
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Source: ニュー速クオリティ
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