【アークナイツ】狂風の砂原ワルファリン怪文書

アークナイツ
795: 2022/06/16(木) 04:20:40.43 ID:42U7yW1fd
やはりそなたか。生憎だがケルシー先生は不在だぞ。
サルゴンの紛争地帯で武力衝突に巻き込まれた
移民のグループがいてな。一昨日の朝からそちらに当たっておる。
どうせまた、随分早めの朝食にでも誘いに来たのだろう?
早朝の作戦が終わった後のそなたと、医療部の始業前のケルシー先生。どちらも多忙だというのに、妙にこの時間だけは生活サイクルが噛み合うものだ。
だが今日のこの時間は当直の妾しかおらぬよ。
それに……ふぁ…、じきに日勤の医師たちが戻ってきたら、妾も休憩時間だ。
寝る前だからな。あまり量は食わんが、茶に付き合う程度ならしてやろう。
ほれ、患者から返礼に貰ったクッキーがあるぞ。紅茶でいいな?そこに掛けておれ。
なんだ。まさかとは思うが、妾が血しか飲まないとでも思っていたのか。
それはステレオタイプの偏見というやつだ。かなり古い児童書でも読んだのか?そなただってパンしか食べないわけではなかろうが。
クロージャやミッドナイトには言うなよ。全員がそうというわけではないが、その手のイメージを嫌う者もいるのでな…。
砂糖は要るか?…………。
その、なんだ。耳だ。
ケルシー先生はいかにも淡々とした態度でそなたと連れ立っておるがな。耳の動きをよく見ていれば分かる。
僅かとはいえ感情が表に出るのは非常に珍しい。
しかも本人も自覚しているのか、いつもそなたの死角を歩いて隠しているように見える。
む。このクッキーは中々いけるな。
とにかく、どうやらそなたが毎朝訪ねてくることを彼女は喜んでいるようだから、今後もそうしてやってくれ。
彼女の理念などは理解しておるつもりでも、もっと個人的な、何を喜ぶかを察するのは存外に難しいからな…。
え茶と菓子はその礼という事にしておいてくれ。

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