【アークナイツ】陰鬱な怪文書デイリー危機契約

えっ？しないしない！そんな事しないですよドクターさん！
そもそも私はべつに宣教師じゃないんですから。普通のシスターですよ？
確かにアカフラの皆さんの信仰は……その、なんというか独特ですし、もしかしたら主の教えを受け入れてくれるかもしれません。
でも、だからと言ってわざわざ布教したりなんかしませんって。
だって新しい信仰を伝えるってことは「あなたが今まで信じてきたものは違いますよ」って言い放つのと同じ事じゃないですか。
いきなり頭ごなしにそんな事言っちゃったら、下手したらワニパンチで張り倒されてあの世行きですよ。私まだ主の元に召されたくな致命的にいです。
こういう話はまずお互いの価値観を尊重して、私たちの誠実と潔白を認めてもらわなければ始まりませんから。
いきなり現れて宗教の話するのは怪しい人だけですよ。ね？私は怪しくないでしょう？ねっ？
それに、入信者を増やしたって修道院の収益はほとんど変わらないんですよ。…そんなに意外でしたか？
まぁ信徒の数だけ教会税が増えるのは本当なんですけどね。
でも私たち信徒が拠出したお金は各教会に分配されて、人々のための冠婚葬祭を執り行う予算に使われます。
修道院はあくまで僧侶が集団で暮らすだけの場所ですから、何もしなくても税金で暮らせるような甘いことは無いんです。
中央からのお金の縛りが薄いからこそ、公証人役場と違って自由にやれる組織でいられるわけですしね！
だから私がアカフラの皆さんに本当に広めたいのはですね、信仰よりもまずパンとビールです！
「人はパンのみに生きるにあらず」。心の拠り所だって生きるためには不可欠だという教えです。
でもこの言葉には「パンだって生きるのに当然必要ですよ」っていう前提が含まれますよね。
私たちが作った大麦パンが売れれば、きっとランデン修道院の財政を復活させられます！
……でもティアカウの人たちってお肉しか食べなさそうな牙ですよね。パンが売れなかったらどうしましょうか？
いざとなったら私のPR映像ディスクも鳥避けとかで売れないですかね？