【アークナイツ】危機契約怪文書復ッ活ッッッ！！

ドクター。ヴィクトリアのロンディニウムで近代工業が発達するまでは、我々が持つ「時間」はすべて”客観的”なものだった。
古来より生物は昼夜をもとに一日を、そして季節と寒暖をもとに一年を定義した。
これらはヒトに限らず多くの動植物が生得的に有している機能であり、テラにヒトが生まれ文明が興ってからも「暦」として体系化され用いられ続けてきた。
逆に言うならば、自然の洞察に依らないヒトだけの”主観的”な時間は、近代になってロンディニウムで生み出されるまで存在しなかった。
日の出入りと共に畑仕事をするような伝統的労働は鳴りを潜め、太陽の代わりに源石回路のランプで照らされた工場がロンディニウムを支える産業の舞台となった。
そこではもはや昼夜や季節のような自然現象ではなく、ヒトが恣意的に決めた時間を歯車式の時計が刻んでいる。
君が危機契約における本任務で対峙した戦車などの大型兵器は、典型的な近代産業の成果物のひとつだと言える。
…ドクター。私が君に指定したのは時計に基づく厳密な時間だ。
君の主治医が私である以上、定期検診のスケジュールには従ってもらう必要があるし、私には君の健康を管理する義務を負う。
曲がりなりにもロドスの幹部として、君にも最低限の規則は遵守してもらわなくてはならない。小児患者たちが君の真似事をして定期検診から逃げ回るようになっては困る。
君のその「まだ大丈夫そうだから」「うっかり忘れた」などの言葉は理由にならないと理解してくれ。
…まだ何も言っていない？その表情を見れば、次にどのような言葉が出てくるかは明らかだろう。
揚げ足を取るな。覆面で覆われていても君の表情くらい簡単にわかる。
……何度このやりとりを続けていると思っている。

>>347
復活おめ。