【アークナイツ】シーちゃんの後片付け危機契約怪文書

あなた。名前はなんだったかしら？
……はぁ。違うでしょう？本気で「ドクター」が自分の名前だと思い込んでいるのなら、近いうちに頭のドクターに診てもらいなさいな。
私が珍しく絵筆を止めてまで話しかけてあげてるのだから、感謝して多少はマシな返事をしてほしいものね。
何度もあなたの名前を訊いてあげてるのも、ただの嫌味というだけじゃないのよ。…まぁ嫌味なのも否定はしないけれど。
成そうとしている理想が大層ご立派なのは分かってるつもりだけれど、人の本質というのはそれだけでは捉えられないの。
医師として病を治し、指揮官として損害なく作戦を目的へ導く。才能や努力の差くらいはあるでしょうけど、外から規定された”正しさ”はあなたの本性とは言えないわね。
大切な仕事かどうか、あるいは他者とどう関わるか。そういう相対的な価値も大切だけれど、それだけに固執してたら絵巻の中の登場人物と然して変わらないでしょ。
何よその目。うるさいわね。私が仕事に就いてないことも、騒がしく人と関わるのを好かないことも、今の話とは関係ないでしょう？
プライバシーよ。プ、ラ、イ、バ、シー。あんまり五月蝿いともうクヒツム貸さないわよ。
とにかく、文字で言い表せるような肩書きや役割なんかは、自分の本質にはなりにくいってこと。
は？そのくらい自分で考えなさいな。あの黒っぽいペッローでも見習って、そのへんで壁に向かって座禅でも組んでみたら？
私なら…そうね。『山気日夕に佳なり、飛鳥相ひ与に還る。此の中に真意あり。弁ぜんと欲すれば已に言を忘る』かしら。
言葉では伝わりにくいのよ、描いてあげる。

>>69
お姉ちゃんのステージ乗っとるシーちゃんすき