【アークナイツ】陰鬱なデイリー危機契約ですね！

わあ…、これがカヴァレリエルキですか！
いえ、営業でカジミエーシュに来たことは何度かありますが、騎士競技のシーズン中に来たのはこれが初めてです。
修道院の周りには麦畑と酪農場くらいしかありませんでしたから、こういう賑やかな場所に来るといつもワクワクしてしまいます。
それに、同じ弓を持っての仕事でも、教皇庁の護衛任務や山で害獣駆除の仕事をするより、
カジミエーシュの競技場で人に矢を向けたほうが報酬が沢山貰えますから！
…ぁ痛っ！なんでゲンコツするんですかドクターさん！本当のことじゃないですか。
それにしても不思議です。
ランデン修道院に居た頃だって特製のビールやミルクパンを皆さんに知ってもらうために、広報には色々と工夫を凝らしてきたつもりでした。
でも、こうして皆が観戦している前で戦うことが一番の宣伝になるなんて未だによく分かりません。
騎士たちが企業のロゴを鎧に貼って戦うだけで、修道院やロドスのお給料よりもたくさんのギャラが入るんですよ？
修道院の教えとはまるっきり異なります。「汝、ただ目先の富のために暴力に走る勿れ」。
カジミエーシュとウルサスがしていた戦争の恐ろしさだって、この国はまだ覚えているはずです。
それなのに戦争が終わった途端に、こうして騎士競技という代わりの戦いの場を自分たちで作り上げてしまいました。
この都市の人たちはカフェでも路面電車の中でもとても親切です。けれど騎士競技のことになると途端に目がぎらついて、正直なところ少し怖いです…。
まるで普段のドクターさんと、ケルシー先生の定期検診を受けるときのドクターさんみたいに、目つきがまるっきり違います。
ぁ痛っ！今のは私でも分かりますよ！1回目のゲンコツとは意味が違うでしょう、ドクターさん！